SSブログ

透析リハビリを行うときに気をつけたい6点 [透析リハビリ]

透析患者さんのリスクが段々わかってきたところで、
実際にプログラムを行う際に、ここに注意したほうが良いという点をまとめました。
参考程度に読んでいただけると幸いです。


スポンサードリンク










意識して欲しいのが以下の6点です。

1.透析直後は起立性低血圧を起こしやすいため、運動は推奨されない。
施工時間の設定に配慮し、筋力強化、座位、立位など動作練習時の血圧変動に対する注意や運動中の心機能、バイタルサインの確認など十分なリスク管理が必要。

2.通常の運動開始基準から外れている患者も多い。
そもそもデータ上で運動開始基準から外れている方のほうが多いです。
運動中に問題が起こった場合は経時的な評価を行うようにしましょう。

3.自覚症状が無い。
Ca/P バランスが十分であるか確認する。dry weight の評価(代謝性骨病変、DM,関節炎、感染症、貧血、高血圧を十分に治療する)
運動量は個々の状態に合わせてプログラムしましょう。

4.変化があるときは無理をせずに中止する。
衝動的な活動を避け、状態が不良のときは短時間の運動にとどめておきましょう。

5.スタッフの観察眼も大事。
直感でも違和感でも構わないと思います。「いつもと何か変だな」と思った時には無理はしないようにしましょう。


6.基礎疾患を理解したうえで冷静に対応すべきである。


運動強度はカルボーネン式でk=0.3~0.5の低強度が理想です。
脈拍は安静時から+20~30まで、あるいは旧Borgスケールの11~13「楽である~ややきつい」を目安に行う。
ゆっくりと始め、徐々に運動量を増加させましょう。
適切で十分な時間をかけた準備運動を行い、低血圧を予防し静脈還流を促進するためクーリングダウンも十分に行う。
適切な靴、装具を選ぶのも忘れずに。


スポンサードリンク








nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。