SSブログ

肩関節周囲炎の病態と評価4 拘縮 [運動器]

今日は拘縮の評価について解説します。

拘縮の評価
拘縮の評価といっても、一つ一つの可能性を検証していけば、そんなに難しいことではありません。
五十肩の方は、急性炎症痛の終息に伴い、運動制限の主体は痛みから拘縮に移行していきます。
可動域の評価は範囲の測定だけでなく、制限に関与する主たる組織の判別を行う必要があります。


スポンサードリンク










ROM-T(range of motion)
ROMを測定するにあたって、大事なのがend feelです。end feelに関する主たる組織の判別が重要となります。
end feelの種類としては、骨性、軟部組織性、組織伸長感、筋スパズム、関節包があります。
あとは、最終可動域まで動かしてみて、その後筋の短縮感を触知します。
end feelの硬さにくらべ、筋の緊張感がさほどでもない場合は、靭帯や関節包による影響が考えられます。

拘縮が顕著になってくると(主に挙上、外旋、内旋)、結髪動作、結帯動作、更衣動作、洗顔・洗髪動作などの日常生活に制限が出現してきます。
患者さんに、朝起きてから夜寝るまでの、具体的にどの動作で困っているのかを聞きながら
ROMを測定すると、機能改善だけでなく、患者さんの実感に合わせた目標がたてられるようになってきます。
患者さん自身がこうすると痛いんだ、こうすれば痛くないんだと自身で意識することで、患者教育もおこなうことができます。
肩関節周囲炎の患者像1
肩関節周囲炎の患者像 2 評価のポイント
肩関節周囲炎の病態と評価1 肩関節周囲炎の分類
肩関節周囲炎の病態と評価2 五十肩(frozen shoulder)
肩関節周囲炎の病態と評価3 肩の痛み
肩関節周囲炎の病態と評価4 拘縮
肩関節周囲炎の病態と評価5 腱板 関節包 腱板疎部
肩関節周囲炎の病態と評価6 烏口上腕靭帯 肩峰下滑液包 肩甲下滑液包
肩関節周囲炎の病態と評価7 筋力 まとめ


スポンサードリンク








nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。